アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの英語圏に住んでいるとよく耳にするのが「スラング」ですよね。
いわゆる「俗語」という「話し言葉」のことで、友達同士などカジュアルな関係の相手に使う言葉です。
日本語でも「まじで」「ぼっち」「リア充」などの話し言葉や流行り言葉がありますよね。若者言葉とも言えるでしょうか。こういった言葉を「俗語」=「スラング」と言います。
今回は、英語スラングの基本編としてネイティブがよく使う「フレーズ」や「イディオム」をご紹介したいと思います。
以下では「日常会話」でよく耳にする表現をまとめているので、覚えておくと英語の理解力がアップすること間違いありませんよ~。
英語スラング基本編 13選
ネイティブっぽいこなれたフレーズやイディオムをまとめてます!
アメリカに留学した時にすぐに覚えたスラングの一つです。「かっこいい、イケてる」という意味でも使いますし、また「問題ない、大丈夫」という意味でもよく使います。
2つ目の例の cool は「かっこいい」という意味ではなく「問題ない、大丈夫」という意味ですね。これを知らないと「壊したことがかっこいい??」と思ってしまうかもしれないですね。(笑)
また、「相づち」として「いいね」という意味でも使います。
かなり昔の話ですが、アラスカへ旅行に行った時に小さなお店へ入ったら「日本人ですか?」と店主の方から話しかけられました。「そうです」と答えると色々とお土産の品について「ゆっくり」とした英語で説明をし始めてくれました。そして説明を聞いていた私が “That’s cool.”(いいですね)と相づちをしたら、すごく驚かれた思い出があります。
「今まで日本人観光客は何人か来たことがあるけど That’s cool. と言った日本人に会ったのは初めてだよ」ですって。それから店主の話す英語のスピードが急に速くなったんですよね~。すっごい田舎だったから英語を話す日本人がそれまで来たことがあまりなかったのかな??
これもアメリカに留学した時に初めて聞いた言葉でした。cold shoulder(冷たい肩)を使って give + 人 + the cold shoulder というと「(人)を無視する、(人)に冷たくする」という表現になります。
ボーイフレンドと喧嘩をしてちょっと無視をしたら、激怒されてこう言われた・・・。よくあるパターンですね。
creep は「はって進むこと、こっそり忍び寄ること」という意味ですが、スラングでは「気味の悪いやつ」という意味で使います。
などと使うことができます。
また、creepy(クリーピィ)とすると「気味悪い、ゾッとする」という形容詞として使うこともできますよ。
実際にこれを使う場面には出会いたくはないですね・・・(-_-;)
これも留学中にすぐに覚えたフレーズの1つです。crush は「押しつぶすこと」という意味ですが、スラングで「心のときめき、片思い」という意味で使います。
have a crush on 人で「(人)に恋している」という表現になります。アメリカに留学していた頃は学生だったので、友達同士でこういった恋バナもよくしましたね。
down to earth は直訳すると「地球上に降りる」となりますが、「現実的に、堅実に」という表現になります。日本語でも「地に足をつける」と言うので少し似ていますよね。
カナダのシンガーソングライター、アヴリル・ラヴィーンの「Sk8er Boi(スケーターボーイ)」の歌詞の中で down to earth というフレーズが使われていました。
She needed to come back down to earth. ー彼女は現実的になるべきだった。
Sk8er Boi(スケーターボーイ)はこちらから聴くことができます。
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2002年の公式ビデオクリップなので、アヴィリルが若くて可愛い!
相手が言ったことに対して「まじ?」と聞きかえる時に使える言葉です。
Are you serious?(本気?)と同じ意味のフレーズですね。
学生の頃によく使った言葉です。偶然会った友達に「何してるの?」と聞かれた時の答えとして言っていました。
また、hang out には「リラックスして一緒に時間を過ごす」という意味もあるので、友達を誘う時に使うこともできます。
とてもカジュアルな言葉なので、学生同士はよく使いますが「目上の人」に使うことはないフレーズです。ご参考までに。
若者がよく使う言葉「めんどくさい」ですが、英語のスラングでは「おケツの痛み」という表現を使います。
ただ、ass はとても下品な言葉なので、少し上品にした butt を使っていう場合もあります。
女性の場合はこちらを使ったほうが無難ですね。また、テレビでは pain in the neck (首の痛み)という表現をつかって「めんどくさい」を表します。
これも留学したばかりの頃に覚えた言葉の1つです。
アメリカで覚えてたての頃、寮のルームメートにこのフレーズを使ってみたらすごく笑われた思い出があります。
「え?間違ってる?」って聞いたら「ううん、あってるよ」と言いながらずっとクスクス笑ってました。たぶん、つたない英語をしゃべる外国人(私)が急にスラングを使ったから面白かったんだと思います。
もし日本語を話す外国人がいて、勉強を始めたばかりでたどたどしいのにいきなり「ぼられてさー」って言ったらちょっとおもしろいですよね。たぶん、それと同じだと思います。これも懐かしい思い出です。
「失敗する」を英語で言うと fail や make a mistake を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、ネイティブは screw up をよく使います。
失敗して「やっちまった~!」という時に使えるフレーズです。
このスラングも「学生」の時によく耳にしましたし、自分も使ってました。
日本語でも「うざい」「最悪」みたいな言葉って若者が好んで使いますもんね。どこの国も同じですね。
本来は「甘い」という意味の sweet ですが、スラングでは「優しい、思いやりのある」という意味があります。
どちらかというと「女性」が好んで使うフレーズだと思います。
ちなみにオーストラリアのスラングでは sweet as「とても良い」という表現があります。これはアメリカでは聞いたことがないフレーズなんですけどね。
関連記事>>オーストラリアでのみ使われるスラングはこれ!ちょっと変わった「人」を指して使うスラングです。
学生時代はホントによく聞きましたね~。女子同士で「あいつ、なんか変」「キモイ」みたいな話で盛り上がったりするんですよね。今思えば、若さゆえとは言え決して良い言葉ではないですね(-_-;)
また、ちょっと変わった「物」や「出来事」に対しては weird を使うことができます。
などと言えます。
wrap upは「包む」という意味がありますが、仕事上で「終わりにする」という意味でよく使います。
ダラダラ仕事や会議が続いていた時に言えるフレーズです。
英語スラング基本編 さいごに
今回は、英語スラングの基本編としてネイティブがよく使うフレーズやイディオムをまとめてみました。
ここでご紹介したものは、私がアメリカやオーストラリアに住んでいた頃に実際よく耳にしたものばかりです。もしあなたが英語圏に行く機会があるとしたら、耳にすることがあるかもしれませんのでぜひ参考にしてみてください^^
また「スラング」には同じ英語圏でも国によって違う表現を使う場合もあり、アメリカでは通じるけどイギリスでは通じない、オーストラリアでしか使わない、という表現もたくさんあります。
ですが今回取り上げたものは基本「英語圏」であれば通じるものを選んであるのでご心配なく。(よく使う・あまり使わない、という違いはあるかもしれませんが・・・)
もしその国独特のスラングを知りたい方は、こちらの記事もぜひチェックしてみてください。
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【関連記事】
英語って、学べば学ぶほど奥が深くてとっても興味深いですよね。その国の言葉を知ることより深くお互いを理解ができたりしますしね。
ネイティブと同じようにスラングもスラスラと話せたらかっこいいなぁとは思いますが、全く同じように話せるようになる必要はありませんよね。でもこういった言葉も知識として持っておくことで話題に入っていきやすかったり、仲良くなるキッカケにもなるはずです。
ぜひぜひ楽しみながらスラングを覚えていってみてくださいね~。
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