イギリス英語とオーストラリア英語は似ていると言われていますが、本当にそうなんでしょうか?実は以外と違う単語やフレーズを使っていたりするんですよね。あれだけ距離が離れているんだから、その国独特の表現があってもおかしくないですね。
では、イギリス英語とオーストラリア英語の違いってどんなものがあるの?って思いますよね。
そこで今回は、イギリス英語とオーストラリア英語の「単語とフレーズの違い」を8つ取り上げてまとめてみました。
この記事を読めば「イギリス英語」と「オーストラリア英語」の違いをバッチリ理解できますよ~。
イギリス英語とオーストラリア英語の違い8選
こんな違いがあったとは・・・!?
1.元気?
- イギリス英語:How are you?
- オーストラリア英語:How are you going?
オーストラリアに初めて How are you going? と言われた時に How is it going? を聞き間違えたのかと思いました。でも確かに How are you going? と言ってる・・・。「どうやって行くの?」って聞いてるわけないし・・・とちょっぴり戸惑った思い出があります。この How are you doing? と How is it going? が混ざったような挨拶はオーストラリア独特ですね。
2.巻きたばこ
- イギリス英語:roll-up(ロールアップ)
- オーストラリア英語:rollie(ローリィ)
「巻きたばこ」は自分で紙を「巻いて」作るので、英語では roll(ロール)を使って表現するんですね。また、イギリス英語では「巻きたばこ」を含めた「たばこ」のことをスラングで fag(ファグ)や tab(タブ)と言ったりもします。
オーストラリア英語の rollie(ローリィ)は略語が好きなオージーっぽい表現ですよね。
関連記事>>オーストラリア英語の略語27選そうそう、海外の先進国では「たばこ」の値段がとても高いんですよね。そのためか少し安く買える「巻きたばこ」をしている日本人留学生ってオーストラリアには結構いました。
3.おならをする
- イギリス英語:blow off(ブロー・オフ)
- オーストラリア英語:pass wind(パス・ウィンド)
「おならをする」は fart(ファート)という言葉が一般的ではありますが、他にも「スラング」や少し丁寧な「婉曲表現」を使った言い方もあります。イギリス英語の blow off(ブローオフ)はスラングで、オーストラリア英語の pass wind(パス・ウィンド)は wind(風)を使っているため少し婉曲的な表現になります。
4.缶
- イギリス英語:tin(ティン)
- オーストラリア英語:can(カン)
5.酒屋
- イギリス英語:off-license(オフ・ライセンス)
- オーストラリア英語:bottle shop (ボトル・ショップ)
イギリス英語の off-license(オフ・ライセンス)は「アルコールを取り扱うライセンスを持つ酒屋」という意味で、off(オフ)は店外にアルコールを持っていけるという意味になります。「ライセンスの外」=「許可がない」という意味になりそうですが、そうではないんですね。
また、オーストラリア英語のスラングでは「酒屋」のことを bottle-O(ボトル・オー)と言います。普段の会話では bottle shop より bottle-O が使われるほうが多いかも?
関連記事>>オーストラリア英語スラング13選6.サスペンダー
- イギリス英語:braces(ブレイスィズ)
- オーストラリア英語:suspenders(サスペンダーズ)
braces(ブレイスィズ)は「歯列矯正のブリッジ」を表す言葉でもありますが、イギリスのスラングでは「サスペンダー」という意味もあります。どう区別するかというと会話の流れで分かったりもしますし、trouser braces(トラウザー・ブレイスィズ)のように trouser(ズボン)という単語をつけることで分かりやすくします。
また、通常「サスペンダー」は2本で使うのでどちらも複数の s をつけて braces(イギリス英語)、suspenders(オーストラリア英語)のように言います。
7.ニュージーランド人
- イギリス英語:New Zealander(ニュージーランダー)
- オーストラリア英語:Kiwi(キューウィ)
語尾に er をつけると「人」を表す言葉になるので、New Zealand に er をつけて New Zealander(ニュージーランド人)になります。New York(ニューヨーク)に er をつけて New Yorker(ニューヨーカー)とも言うと同じですね。
オーストラリアではニュージーランドからの移民がすごく多く、私もオーストラリアに住んでいた頃は Kiwi(キューウィ)の友達がいました。ちなみにこの Kiwi(キューウィ)という言い方は差別的な言葉ではないので安心して使ってください。
関連記事>>英語スラングで罵倒する言葉17選|人を罵る言葉とは?8.ポテトチップス
- イギリス英語:crisps(クリスプス)
- オーストラリア英語:chips(チップス)
crisp(クリスプ)には「パリッとした、カリカリした」という意味があり、複数形の名詞として「ポテトチップス」という意味でイギリスでは使います。オーストラリアではアメリカと同じ chips(チップス)が使われているんですね。
関連記事>>アメリカ英語とイギリス英語の違いを検証!イギリス英語とオーストラリア英語の違い8選 さいごに
今回はイギリス英語とオーストラリア英語の違い8選として主な単語とフレーズをまとめてみました。
同じ英語圏でもいろいろと違う言い回しがあったりして面白いですよね。
関連記事>>アメリカ英語vsイギリス英語vsオーストラリア英語|これ何て言う?日本でも地域によって方言があったりして日本人同士でも通じない言葉もありますもんね。私も留学中に海外で出会った他県出身の友達と「これ、何ていう?」「こういうよ」「え~、全然違う!」なんて盛り上がったものです。
日本語のイントネーションが違って笑われたこともあったっけ。
こういった言葉の違いを楽しむことで英語学習もきっと楽しくなりますよね。楽しく学習することで英語力アップにつながるハズです!ぜひこれからも楽しく英語に触れていってくださいね~^^
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