「TOEICのリーディングが難しすぎて、全然読めない!」
そうお悩みではないですか?
確かにTOEICの長文は目がチカチカするくらい長いし、単語は難しいし、ホント読むのが大変ですよね・・・(-_-;)
TOEICを教えていると「パート7が多すぎて解ききれない」という生徒さんにたくさん会います。
そこで今回は、TOEICのリーディング問題を使った正しいリーディング力アップ法を伝授したいと思います!
やり方をしっかりマスターすれば、TOEICパート7の英文だって「スラスラ読める」ようになりますよ~^^
TOEICのリーディング問題を使った正しいリーディング力アップ法とは?
正しい素材を使って正しいやり方をするのが大事!
英語が読めない理由
リーディング力をアップするためには、最初に「英語が読めない理由」を理解しておきましょう。
なぜ、英語が読めないのか?
それは「英文を読みなれていない」からです。
当たり前と言えばそうなんですが、意外とコレを「ちゃんと」理解している人が少ないと感じています。
例えば、普段から全く走ったりしていない人が、突然フルマラソンを完走しようとしても無理だって思いますよね?
だって、走りなれてないんだもん。
この時に「どうして、フルマラソンができないんでしょう?」って聞かれたら、「当たり前じゃん、やってないんだもん」って言いませんか?
さらに「じゃあ、どうすればいいですか?」と言われたら「まずは走る練習をしましょうね」って答えますよね。
英語の長文も「同じ」です。
そもそも「英語が読めない」理由は、「英語の長文を普段から読んでないのなら、読めないのは当たり前。」ってコトです。
では、どうすればいいのでしょうか?
英文がスラスラ読めるようになる練習法3つ
英語を読めるようにするには「たくさんの英文を読む」ことです!
・・・とは言え、やみくもに英文を読めばいいってわけではありません。
正しい素材を使って、正しいやり方をする必要があります。
マラソンのトレーニングだって、きっと同じですよね?
ただ走っていればフルマラソンができるようになるわけはないはずです。
正しいトレーニング法をするべきですよね。
・・・ということで「正しいリーディング力アップ法」を3つご紹介していきます。
正しいリーディング力アップ法 1.多読
「多読(たどく)」とは、読んで字のごとく英文を「多く読む」練習法です。
【多読のやり方】
- TOEICのリーディングパートの英文スクリプトを用意(パート6や7の素材がおすすめ)
- 分からない単語があっても気にせずに読む(ただし、話の内容は掴むつもりで)
このトレーニング法は、英文を読むことに「慣れる」ことが目的です。
意味が分からない単語があっても読み飛ばして、前後の単語や文から意味を推測していきましょう!
ただし、読んでいて意味が全く頭に入らずチンプンカンプンの場合は、英文が難しすぎて自分のレベルにあっていないと言えます。
その場合は、パート5の短文から多読していくといいですね。
とにかくパート5の英文スクリプトを読みまくるコト!
もし、パート5すら難しい!と感じる場合は、リスニング素材(パート1や2)から始めても大丈夫です。
パート1の英文スクリプトを読む場合は、正答の1文だけでなく選択肢の4文をすべて読みましょうね。
パート2も会話文になっていますが、選択肢の英文も読むと勉強になるので読んでみるといいですよ。
ポイントは「辞書がなくても読める」レベルの英文を「たくさん読む」ことです。
つい辞書を使いたくなりますが、そこはグッと我慢しましょうね。
繰り返しになりますが、あまりにも辞書を使いたくなるということは英文のレベルが自分にあっていないってことです。
難しい英文は飛ばして、簡単な英文からたくさん読んでいきましょう!
正しいリーディング力アップ法 2.精読
「精読(せいどく)」とは、「じっくりと細かいところまで注意して読む」方法のことです。
「多読」で使った素材をもう一度使ってオッケーです!
【精読のやり方】
- TOEICのリーディングパートの英文スクリプトを用意(パート6や7の素材がおすすめ)
- 英文の構造や意味をじっくり考えながら読む
- どうしても意味が分からない単語は辞書で調べ、理解できない文法は参考書などで調べる
- 日本語訳を確認して、自分の理解と合っているか確かめる
「精読」をすることで「単語力」アップにもつながります。
また、分からない文法をしっかり自分で調べることで「文法力」もアップして、英文が読みやすくなりますよ。
パート5の「文法問題」対策にもなるから、まさに一石二鳥!
もしパート6や7の英文が難しすぎたり長すぎると感じる場合は、パート5の短文から初めてもオッケーです。
パート5も難しすぎる場合は、リスニングのパート1や2から初めてもいいですよ。
自分のレベルにあった(読んでいて苦痛に感じない程度の)英文をじっくり読むことが大切です(^_-)-☆
正しいリーディング力アップ法 3.速読
TOEICテストは時間との勝負です。
英文をどれだけ素早く読めるかにもかかってきますので、「素早く読む練習」つまり「速読(そくどく)」を普段からしておくと役立ちます。
【速読のやり方】
- ストップウォッチとTOEICの英文スクリプトを用意する(パート3、4、7など)
- ストップウォッチを1分間にセットし、最速のスピードで英文を読む(英文の意味もしっかり理解しながら)
- 1分たったら、読めた単語数を数える
最終目標として、1分間で「200単語」以上読めるようになると、TOEICのリーディングパートを解くのも少し楽になってくると思います。
最初は1分間で「100単語」くらいかもしれませんが、続けていくとだんだんと記録が上がっていくはずです。
ノートに記録をメモをしていくと励みになるのでおすすめです。
1日3分もあればできるので、毎日の習慣にしてしまえるといいですね。
また、単語を数えるのがめんどくさい場合は、毎回数えなくても大丈夫です。1週間に一度数えるとか、10回速読したら数えてみる、とか自分のペースでやってみてください。
数えるのが嫌だから・・・と速読を避けるのは勿体ないです。
1分間だけ集中して英文を「素早く読む」練習をして、読めた単語数を数えるのはたまにでも大丈夫ですよ~^^
TOEICのリーディング問題を使った正しいリーディング力アップ法とは? まとめ
今回は、TOEICのリーディング問題を使った正しいリーディング力アップ法をご紹介しました。
そもそも「英文が読めない」理由は「英文を普段から読みなれていない」からでしたね。
じゃあ、英文をたくさん読めばいいというわけではなく、正しい素材を使って正しいやり方をする必要があります。
ここでご紹介したリーディング力アップ法は3つとも、TOEICテストのリーディングスコアをアップする方法になっています。
3つともやろうとすると大変なので、まずは1つの方法から試してみてください。
文法や語彙に自信がない人は「精読」から始めるといいですね。TOEICスコアで言えば、300点~400点台の人です。
慣れてきたら「速読」もいれていくといいでしょう。タイムを計るのは1分だけなので、サッとできますよ!
中学校レベルの語彙や文法力はあるという人は「多読」をして英文をたくさん読むことに慣れるといいですね。TOEICスコアで言えば、すでに500点以上ある人です。
たまに「精読」も入れてあげると、語彙力・文法力もアップできるのでおすすめです。
リーディングが苦手な人は圧倒的に「量」が足りません。言い換えれば、「量」を積み重ねていけば必ず読めるようになります。
日本語でもそうですよね。普段から活字を読んでいない人と読んでいる人だったら、読んでいる人のほうが語彙力も豊富だったり、読むスピードも速いです。
「もう読んじゃったの?」っていう人っていますよね。
英文も同じようになります。信じてまずは3か月やってみてほしいです。
3か月が無理なら、まずは3週間!
変化を感じられれば楽しくなるはずなので、それまではちょっと大変でも頑張ってほしいです。
楽しくなればこっちのもの。あとはグングン英語のリーディング力がアップしていきますよ~。
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