TOEICオンラインIPテストが2020年4月から提供開始になりました。
約1時間で受験が可能になったと聞きますが、具体的にどんな感じなのか気になりますよね。
そこで、今回は
- TOEICオンラインIPテストの形式は?
- 受験方法(申込方法)は?
- 個人での申込みはできる?
などなど気になるコトについて分かりやすくまとめてみました!
TOEICオンラインIPテストの疑問を一挙に解決していきますので、ぜひ参考にしてみてください^^
TOEICオンラインIPテストとは?
TOEICオンラインIPテストは、2020年4月から提供が開始されたTOEICテストです。
公式サイトによると、
「企業・団体・学校などで任意に日程を設定し、インターネット上で受験できる制度」
となっています。
つまり、
- 会社、大学、専門学校、塾などの「団体(組織)」が自由に「テスト日程」を決められる
- 所属する「社員」や「学生」はオンライン(24時間いつでも)でTOEICテストを受けられる
というわけです。
オンラインなので「自宅」での受験が可能なんですよね~。
これは便利だし、今の時代にマッチしてますね!
TOEICオンラインIPテスト 形式は?
では、詳しいテスト形式はどうなっているのでしょうか?
公式サイトで発表された「テスト形式」の一覧表はこちら(↓)
まず「リスニング・セクション(約25分)」から始まり、続けて「リーディング・セクション(約37分)」となっていますね。
従来のマークシート方式のIPテストと比べると、すごく短い感じがします。
また、それぞれのセクションでは、Unit1とUnit2という「2ステージ」に分かれているだけです。
従来のテスト(マークシート方式)は、パート1~7までありました。
そして、このUnit(ユニット)は
- Unit1:全受験者に同じ問題が出される
- Unit2:Unit1での正誤によって、受験者ごとに異なる問題が出される)
ようになっています。
これは、CAT(Computer Adaptive Test)と呼ばれるテスト方式となります。
イメージとしては「視力検査」みたいな感じかな?
「これ、見える?これはどう?」とやっていった結果、「0.7」は見えるけど「0.65」が見えないとしたら「あなたの視力は0.7ですね」となる感じ。
つまり、受験者の「正誤度合い」によって問題の難易度を調整していき、現在の英語力を判断するってことですね。
ちなみに、このCAT形式の「最大のメリット」は、試験時間が短くてすむので「受験者の負担が少ない」ってことかなと思います。
従来の「2時間」テストに比べると、すっごく楽になりますね。
【TOEICオンラインIPテスト「形式」まとめ】
- CAT形式(問題が正誤の度合いによって変わる)を採用
- リスニングとリーディングの2つのセクションがある
- それぞれのセクションは、Unit1(全受験者に同じ問題)とUnit2(Unit1での正誤の度合いによって異なる問題)の2ステージに分かれている
- テスト時間は「約1時間」
- パソコンで受験
- オンラインで24時間いつでも受験可能
従来のIPテストとの違いは?
従来(マークシート)のIPテストとの違いをまとめてみます。
マークシート方式 | オンライン方式 | |
テスト問題数 | 全200問
|
全90問
|
テスト時間 | 約2時間 | 約1時間 |
受験場所 | 会社・学校・塾など指定の場所 | 自宅など |
受験日時 | 指定された日時 | 指定日(または期間)で24時間いつでも |
スコア | 数日後に、紙のスコアレポートが発行 | 試験終了後、その場で表示 (後日、PDFでのダウンロードが可能) |
こうしてみると、オンラインIPテストのほうがすぐに結果も分かるし、テスト時間も短いのでいいですよね。
パソコンさえあれば、自分の都合で24時間いつでも受験できるのも嬉しいです。
ちなみに「日程」は、所属している団体・組織によっては「○月○日」と1日だけに指定されていることもあるようですが、「○月○日から3日間」など余裕をもたせて実施しているところもあるようです。
オンラインIPテストに興味のある方は、ご自身の会社や学校に一度、「オンラインIPテストはやってますか?」と問い合わせてみるといいかもしれないですね。
その時に日程についても確認するとイイですね^^
TOEICオンラインIPテスト 受験方法(申込方法)は?
自分が所属している団体・組織(会社や学校)に申込みをします。
つまり、従来(マークシート式)のテストと変わらないですね。
「実施日程」と「申込期限」は各団体によって異なるので、直接問い合わせて確認するといいですね。
ちなみに「大学」の場合は、生協さんが主催している場合が多いので「生協窓口」で聞いてみるといいですよ。
「会社」の場合は、「総務」や「人事」が担当になっていることが多いかと思います。
TOEICオンラインIPテスト 受験料
では、オンラインIPテストの受験料はいくらになるのでしょうか?
これは、従来のテスト(マークシート式)と同じです。
ただ、団体や組織によってはもっと「割引」がきいていたり、受講しているコースに料金が含まれている場合があります。
例えば、短期集中型の英語コーチング「PROGRIT(プログリット)」では、TOEICコース受講者であればオンラインIPテストが「2回」まで「無料(コース料金に含む)」になっています。
また、スタディサプリの「TOEIC L&R IPテスト(オンライン)セット(法人コース)」では受験料が「割引き」で「2,845円(税込み)」で受けられるようになっています。
TOEICオンラインIPテスト 個人での申込みはできる?
TOEICオンラインIPテストですが、個人での申込みはできるのか気になりますよね。
答えは、残念ですが「できない」です・・・(T_T)
そもそもIPテストというのが、一般向けではなく、団体(会社や学校など)向けに作られたものになるんですね。
「公開テスト」は「個人」申込みをして、指定された試験会場で受験しますよね。
でも、「IPテスト」は「団体(会社や学校など)」がまとめてテストの申込みをして、その「団体(会社や学校)」が試験会場になります。
そのため、「オンライン”IP”テスト」も「団体(会社や学校など)」が主催する形になるので、個人での申込みはできない、というわけです。
言い換えれば、団体に所属していれば良いわけなので、勤め先の会社や通っている学校で「オンラインIPテスト」を実施していないか調べてみるのは1つの手ですね。
今すぐ、自分の会社や学校に確認してみましょう~!
もし「会社にも学校にも所属していない」という方は、前述の「プログリット」などでTOEICコースを受講すれば、個人でもオンラインIPテストも受けることが可能になります。
オンラインIPテストは2020年4月から始まったばかりなので、まだまだ活用している団体は「大学」が多い印象です。
ですが、今後は「プログリット」のようにTOEICコース受講者が「オンラインIPテスト」も受験できるようにする「英会話スクール」や「オンライン英会話」が増えてくるのではないかな?と思っています。
情報が入り次第、アップデートしていきますね!
TOEICオンラインIPテストについて まとめ
今回は、2020年4月から実施がスタートした「TOEICオンラインIPテスト」についてまとめてみました。
おさらいしてみると・・・
【TOEICオンラインIPテストとは?】
- 企業・団体・学校などで任意に日程を設定し、インターネット上で受験できる制度のこと。
【形式は?】
- CAT形式(問題が正誤の度合いによって変わる)を採用
- リスニングとリーディングの2つのセクションがある
- それぞれのセクションは、Unit1(全受験者に同じ問題)とUnit2(Unit1での正誤の度合いによって異なる問題)の2ステージに分かれている
- テスト時間は「約1時間」
- パソコンで受験
- オンラインで24時間いつでも受験可能
【受験料は?】
- 4,320円(税込み)
*団体によって「割引き」料金もあり
【従来のテストとの違い】
マークシート方式 | オンライン方式 | |
テスト問題数 | 全200問
|
全90問
|
テスト時間 | 約2時間 | 約1時間 |
受験場所 | 会社・学校・塾など指定の場所 | 自宅など |
受験日時 | 指定された日時 | 指定日(または期間)で24時間いつでも |
スコア | 数日後に、紙のスコアレポートが発行 | 試験終了後、その場で表示 (後日、PDFでのダウンロードが可能) |
【個人での申込はできる?】
- 基本、個人での申込みは「できない」ので、勤務先の会社や学校に「オンラインIPテスト」を実施していないか問い合わせるのがよい。
- もしくは、英会話スクールやオンライン英会話のTOEICコースを受講して、そこで実施している「オンラインIPテスト」を受けることも可能。
- 現在は「プログリット」が受講生に対して「オンラインIPテスト」の受験を可能にしている。
*その他のスクールでの実施は調査中。
という感じでした。
オンライン化が急速に進んでいる中、IPテストだけでなく公開テストもオンライン化してくれると便利なんですけどね~。
ただ、テスト結果(スコア)の「信頼性」という観点から言うと、替え玉受験をやろうと思えばできちゃうオンラインテストは「公開テスト」には合わないのかもしれないですね。
でも、できたら「公開テスト」もオンラインで受験できたら嬉しいですよね~。
TOEICテストのオンライン化、今後どうなるか注目していきたいと思います!
コメント