「TOEICのリスニングスコアを上げたい!」
「TOEICの英語が聞き取れるようになりたい!」
そう思っているあなたのために、今回はTOEICのリスニングスコアをあげる効果的な練習法を伝授したいと思います。
ここでご紹介する方法をしっかりと実践することで100点アップも夢ではありません。
実際、ちゃんと真面目にやった生徒さんは最低でも50点、中には150点アップもした人もいます。
TOEICの英語が速すぎて全然聞き取れない人も必ず聞き取れるようになりますよ~。
TOEICのリスニングスコアを上げる効果的な練習法とは?
英語が速すぎて聞き取れないのをどうにかしよう!
英語が聞けない理由
リスニング力をアップするためには、まず「英語が聞き取れない理由」をしっかり理解しておきましょう。
なぜ、英語が聞き取れないのでしょう?
それは「英単語の文字(スペル)と、実際の音(発音)が正しくつながっていない」からです。
どういうことか「具体例」をあげてみますね。
例えば、おそらく誰もが読めるであろう cocoa(ココア)という英単語がありますよね。
これ、英語の音(発音)ではどうなるかご存じですか?
実は「ココア」ではなく「コォコォ」という感じで発音します。
こちらのサイト(↓)で cocoa の「イギリス英語発音」と「アメリカ英語発音」の両方が聞けますよ~。
チェック>>Cambridge Dictionaryで cocoa の発音を聞いてみる
ホントに「コォコォ」と言っているか、ぜひ確かめてみてくださいね^^
つまり、この実際の音(発音)を知らないでいたら cocoa(ココア)という英単語が読めて知っていたとしても、誰かに Do you like コォコォ?って聞かれたら「コォコォが好きってどういう意味だろう??」となってしまうはずです。
これが「英単語の文字(スペル)と、実際の音(発音)が正しくつながっていない」=「知っている英単語が聞き取れない」状態なんです。
つまり、TOEICのリスニングスコアを上げるには「知っている英単語(文字)と音(発音)を正しくつなげてあげればいい」ってコトになります。
では、「知っている英単語と音をつなげる」には、具体的に何をすればいいのでしょう?
英語を聞き取れるようになるための練習法3つ
「知っている単語(文字)と音(発音)をつなげる」には、ズバリ!
英単語の正しい発音を「声に出す練習をする」ことです。
いわゆる「音読」ってやつですね。
この「音読」にもいくつか方法があり、正しいやり方をしないと全く意味のないものになってしまうので注意しましょう。
以下では、代表的な「音読方法」を3つご紹介しますね。
1.リピーティング
まずは「リピーティング」からご紹介します。これは、音源を聞いてからリピートする(繰り返す)音読法になります。
やり方はとっても簡単ですよ!
【リピーティングのやり方】
- TOEICのリスニング音源と英文を用意(最初は、パート1や2から始めるとイイ)
- 英文を黙読して、日本語の意味を確認(テキストの訳を読んでもいいけど、できれば自力で訳してみる)
- 意味がしっかり頭に入ったら、音源を流す(1文だけ流して止めること)
- 聞こえたとおりにまねをして声に出す
この時のポイントは、文字を読むのではなく「耳から聞こえた英語の音をしっかり真似すること」です。
リピーティングをしている英文を見ていてもいいのですが、集中するのは「目」でなく「耳」です。
また、簡単な英文ほど、自己流で「間違った発音」を覚えてしまっている可能性が高いので、丁寧にリピートしましょう。
ちなみに、これは文字と音をリンクさせる作業なので「英文のレベル」は気にしなくていいです。
自分が訳せないほどの難しい英文より、意味はちゃんと分かるけど発音には自信がない英文をやるほうがイイですね。
1文をスラスラ言えるようになるまで、最低でも10回はリピーティングしましょう。
恥ずかしがらずに、英語がペラペラの人になりきって発音するのがポイントです!
2.オーバーラッピング
リピーティングに慣れてきたら、次は「オーバーラッピング」に挑戦してみましょう。
オーバーラッピングとは、Overlap「重ねる」という意味のとおり、英文に「自分の声を重ねて」音読する方法です。
【オーバーラッピングのやり方】
- TOEICのリスニング音源と英文を用意(最初は、パート1や2から始めるとイイ)
- 英文を黙読して、日本語の意味を確認(テキストの訳を読んでもいいけど、できれば自力で訳してみる)
- 音源を流して、声が重なるように一緒に発音する(1文ずつ止めると良い)
*リピーティングで使った素材を使う場合、1と2は飛ばしてOK。
この時、英文を見ながらでやるので大丈夫ですが、自分が声に出している英文の「意味」をしっかり頭の中でも理解しながら声を出すことが大切です。
英文の意味を理解せずに「声を出している」だけだと、文字と音を「一致」させる練習ではなくただの「発音練習」となってしまいリスニング力アップにつながりません。
これ、すごく重要!
必ず、自分が話している英語が「どういう意味」か分かった上でリピーティングしましょうね。
また、最初は音がしっかり重ならずに自分の声が遅れるなどずれてしまうことも多いと思います。
1回でぴったり重ねることは難しいので、10回20回と何度も1文だけを繰り返しオーバーラッピングしてみましょう。
だんだん重なるようになってくると気持ちがイイですよ~。
もし、どうしてもずれてしまう場合は、アプリなどを使って音源の再生速度を「0.75倍速」に落とすなどしてもいいですね。
関連記事>>スマホで音声ファイルの再生速度を変えるには?英語音読に使えるアプリはコレ!
もしくは、もう一度リピーティングに戻ってしっかり発音練習をしてからオーバーラッピングに挑戦するのもおすすめです。
3.シャドーイング
最後にご紹介する「シャドーイング」は、プロの通訳者がトレーニングとして行うほど難しい練習法になります。
ですので、オーバーラッピングもスラスラできるようになって「ちょっと物足りない!」という人は挑戦してみてください^^
シャドーイングの shadow は「影」という意味の英単語ですが、その言葉のとおり、影のように流れた英文について発音する音読方法になります。
【シャドーイングのやり方】
- TOEICのリスニング音源と英文を用意(最初は、パート1や2から始めるとイイ)
- 英文を黙読して、日本語の意味を確認(テキストの訳を読んでもいいけど、できれば自力で訳してみる)
- 音源を流して、ひと呼吸したらついて行くように発音する(1文ずつ止めない、英文も見ない)
*リピーティングやオーバーラッピングで使った素材を使う場合、1と2は飛ばしてOK。
実際にやってみると分かりますが、英文を見ずに完全に耳だけで聞こえた音を再現するのはとても難しい作業です。
また、スピードについていくのも最初はなかなか大変で、途中で止まってしまうこともあるかと思います。
ですので、もしやってみて「全然ダメ!」となったら、リピーティングやオーバーラッピングを丁寧にするようにしましょう。
もちろん、再生速度を遅くしてシャドーイングしてもいいですが、最初は無理をしてシャドーイングをしても「音」についていくのが必死になるだけで、文字(意味)と音(発音)がしっかりリンクしないまま声を出している状態に陥りやすいです。
これでは意味がないので、注意しましょうね。
繰り返しになりますが、ただ「声」を出すだけでなく「英文の意味」を理解した状態で声だしすることが大切です!
TOEICのリスニングスコアを上げる効果的な練習法 さいごに
今回はTOEICのリスニングスコアを上げる効果的な練習法として「音読」を3つご紹介しました。
でも、なぜ「音読」がリスニング力アップにつながるのか?という理由は「音読」をすることで「知っている英単語(文字)と音(発音)をつなげてあげる」ことが出来るからでしたね。
つまり cocoa(ココア)という英単語を読めて知っていても「コォコォ」と発音することを知らなければ、聞き取って理解することができないんです。
そのために「文字と音をつなげる練習法」として「音読」をすることで、スペルと発音が正しくつながり、聞き取り力もアップするというわけです。
音読練習は、実は「リスニング力」アップだけでなく「スピーキング力」アップにもつながるので、英語を話せるようになりたい人はぜひ取り入れてほしい練習法です^^
だんだんスラスラと上手にリピーティングやオーバーラッピングができるようになると、ホント楽しいですよ~。
最後に1つ重要なアドバイスです。
まずは「1日5分」でいいので「毎日」続けてみてください。
早い人で「2~3週間」すると「あれ?英語が聞き取れる!?」と実感できるようになりますよ~^^
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