2020年に小学校の英語が必修化するにあたり、うちの子大丈夫?とご心配のママも多いのではないでしょうか?
英語は小学校時代だけでなく、その後の学校教育や就職活動にも関わってくるもの。
できれば嫌いになったり苦手意識を持たずに楽しく勉強してくれたら・・・って思いますよね。
そんな初めて英語学習を始める子供におすすめの教材として有名なのは、NHKの「基礎英語」ですね。
でもレベルも様々だし、何よりテレビ版とラジオ版の両方があったりして、どれが小学生向けはいまいち分かりにくかったりします・・・(-_-;)
そこで今回は、数あるNHKの「基礎英語」の中で小学生向けのものについて詳しくまとめてみました。
現役の英語講師で、子供英語の先生経験もある管理人が、楽しい効果的な学習方法も一緒に解説しちゃいますよ~。
子供(小学生)の英語学習が不安という方の参考になれば嬉しいです^^
NHK 基礎英語 小学生向けってどれ?
NHKの「基礎英語」と言えば、ラジオとテレビの2種類があります。
さらにラジオに関してはレベルが「4つ」に分かれているんですね。
■NHKラジオ「基礎英語」
・基礎英語0
・基礎英語1
・基礎英語2
・基礎英語3
■NHK教育テレビ(Eテレ)「基礎英語」
・基礎英語0~世界エイゴミッション~
それぞれの番組を対象レベル(学年)別にまとめると・・・
■NHKラジオ「基礎英語」
・基礎英語0→小学生向け
・基礎英語1→英検4・5級(中学1・2年程度)
・基礎英語2→英検3・4級(中学2・3年程度)
・基礎英語3→英検準2級(高校1年程度)
【参照資料】
・2019年度 NHK英語講座レベル一覧
・文部科学省 生徒の英語力向上推進プラン(各試験団体のデータによるCEFRとの対照表)*PDFファイル
■NHK教育テレビ(Eテレ)「基礎英語」
・基礎英語0~世界エイゴミッション~→小学5・6年生向け
【参照資料】
・NHK公式サイト「基礎英語0~世界エイゴミッション」番組について
となっています。
つまり、小学生向けの番組は
- NHKラジオ「基礎英語0」
- Eテレ「基礎英語0~世界エイゴミッション」
の2つということになりますね。
「基礎英語0」ってどんな番組?
では、小学生向けのNHKラジオ「基礎英語0」と教育テレビ(Eテレ)「基礎英語0~世界エイゴミッション」について詳しくみていきましょう。
NHKラジオ「基礎英語0」とは?
NHKラジオ「基礎英語0」は、小学生のためのラジオ英語講座です。
番組は15分間で、お笑い芸人のサンシャイン池崎さんとロサンゼルス育ちのバイリンガル花音(かのん)ちゃんの2人で進行されます。
ラジオのトーク番組っぽい雰囲気があり、電話で小学生の「英語の疑問や悩み」に答えていくという形式になっています。
他にも「英語で連想クイズ」のコーナーや「みんなの単語」という「英語に見えて、実は英語ではない和製英語」を紹介するコーナーがあります。
ガッツリお勉強という感じではなく、英語に楽しく触れてみよう!という雰囲気の番組ですね。
英語が初めて!という小学生に「英語へ興味を持ってもらう」にはとっても良い構成だと思います。
ただ、すでに英語の聞き取りができている小学生さんや幼児期から英語に触れてきた小学生さんにはちょっと日本語が多すぎかな?と感じましたね。
この辺りは、子供の英語学習歴とレベルによって好みが分かれそうかな?
NHKラジオ「基礎英語0」 放送日は?
再放送:土曜日 午後1:10~1:25/日曜日 午前8:00~8:15
1回目の放送は、4月1日(月)になります。
再放送は4月6日(土)と4月7日(日)ですね。
もし、どちらも聞き逃しちゃった!!と言う場合はストリーミングやCDで聞くことができますよ。
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【関連記事】 NHKラジオ「基礎英語0」を聞き逃した時はどうする?簡単対処法をご紹介♪
教育テレビ(Eテレ)「基礎英語0~世界エイゴミッション」とは?
「基礎英語0~世界エイゴミッション」は、教育テレビ(Eテレ)で放送されている小学5・6年生向けの教育テレビ番組です。
名前のとおり、「エイゴ(英語)」がテーマになっていて、国際組織の “Mission In English” (M.I.E.)が舞台。
新米研修生の3人(イサム、エミリー、マイク)がM.I.E.の正式な調査員になるべく奮闘します。
さまざまなミッションに対して「英語」を使って解決していくというドラマ仕立ての内容です。
2020年から高学年(小学5・6年生)の外国語は「教科」になるため、番組の内容も「新学習指導要領」に対応したカリキュラムになっているんです。
(これは嬉しい!)
「新学習指導要領」に対応したカリキュラムって?
今回9年ぶりに改定された「学習指導要領」ですが、小学校英語ではどのような変更があったのでしょうか?
今回の改訂では,小学校中学年から外国語活動を導入し,「聞くこと」,「話すこと」を中心とした活動を通じて外国 語に慣れ親しみ外国語学習への動機付けを高めた上で,高学年から発達の 段階に応じて段階的に文字を「読むこと」,「書くこと」を加えて総合的・ 系統的に扱う教科学習を行うとともに,中学校への接続を図ることを重視 することとしている。
つまり、小学5・6年生の英語授業では、中学校の英語へスムーズにつなげるために「読む」「書く」にも力を入れていくことになったんですね。
Eテレの「基礎英語0~世界エイゴミッション」ではこの「読む」ことに挑戦できる内容になっているんです。
*「書く」ことはテキストで補足してくれています。
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【関連記事】NHK基礎英語0のテキストの口コミレビュー!小学生の子供が実際に使ってみました
英語の「読み書き」っていうと、ちょっとハードルが高い気がしますが、Eテレの「基礎英語0~世界エイゴミッション」では「イサムズチャレンジ」というコーナーで楽しく英語を読めるように工夫がされています。
Eテレの小学生向け教育番組って、こういう物語やゲームをベースにしたプログラムが多くって楽しいですよね~(≧∇≦)
これなら英語が初めてという子供でも拒否反応を起こさずに楽しく英語に触れられそうです。
Eテレ「基礎英語0~世界エイゴミッション」 放送日は?
再放送:木曜日 午前10:05~10:15
1回目の放送は、4月6日(土)になります。
再放送は4月11日(木)ですね。
もし、どっちも見逃した!!という方はご心配なく。
まとめて見られる裏技があるんですよ~^^
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【関連記事】Eテレ「基礎英語0」を見逃した!NHK教育テレビをまとめて見る裏技とは?
NHK「基礎英語0」を使った効果的な学習方法とは?
小学生がNHKのラジオ番組とテレビ番組の「基礎英語0」を使って効果的に英語を学習する方法を3つの「学年別」で解説してみます。
- 低学年(小1・2)と中学年(小3・4)の場合
- 高学年(小5・6)の場合
- 全学年(小1~6)で英語の知識がすでにある程度
低学年(小1・2)と中学年(小3・4)の場合
もし、あなたの子供がまだ低中学年(小学1~4年)の場合は、テレビ版の「基礎英語0」から入ることをオススメします。
え?でも小学5・6年生向けの番組じゃないの?と思われたかもしれませんね。
確かに分かりやすいようにNHKの番組紹介欄では「小学5・6年」向けと書かれていますが、講座レベル表をチェックしてみると「基礎英語0~世界エイゴミッション」は「A0(ゼロ)」レベル、つまり「初級者向け」の講座となるんですね。
ですので、英語が初めてという初級者の子供であれば学年に関係なく「基礎英語0~世界エイゴミッション」でもレベル的には合っているということになります。
さらに「低学年」にとっては、テレビという「視覚的」な補助があるとちょっとくらい難しい内容でも推測することができるのでテレビ版の「基礎英語0」はピッタリです。
ラジオ講座のように「耳」だけの情報だと「聞いてもわかんない~!!」となりがちなので、まずはテレビから入るといいでしょう。
とにかく英語初級者の子供が「英語嫌い」「苦手意識」を持たないようにするために、万が一、番組をすべて観れなくてもヨシとするくらいで始めるといいですね^^
その場合は、自分(親)だけでも観つづけてみて下さいね\(^o^)/
子供も観ていないようで頭に入っていたり、耳に英語が残っていたりしますから。
この積み重ねがすっごく大切ですよ~!
NHK「基礎英語0」を使った「低学年(小1・2)と中学年(小3・4)」におすすめの効果的な英語学習法まとめ
- Eテレ「基礎英語0~世界エイゴミッション」を見せる!
- 万が一、子供が興味を持たなかったり、途中でどっかに行ってしまったとしても無理強いはしないコト
- 子供が嫌がる・見たがらない場合は、親だけでも観つづけると良い
高学年(小5・6)の場合
高学年(小5・6)の子供でも、英語に触れるのが初めてだったり、少ししか触れてきてない場合は、テレビ版の「基礎英語0」から取り組むのをオススメします。
いきなりたくさん手を出しても続かなかったりするので、ラジオ版の「基礎英語0」はまずは保留にしておいていくほうがいいと思います。
(試しに一回聴かせてみて、子供の食いつきが良さそうだったら気軽に続けてみるのもイイですね)
高学年(小5・6)であれば、テキストを最初から併用してもいいですが、英語に今まであまり触れてきていない子にとってテキストは「書く」練習があるため、少しハードルが高いかもしれません。
最初の頃はテキストの「読む」ページだけ取り上げて、慣れてきたら徐々に「書く」ページも取り組むのも手です。
NHK「基礎英語0」を使った「高学年(小5・6)」におすすめの効果的な英語学習法まとめ
- Eテレ「基礎英語0~世界エイゴミッション」から取り入れる!
- テキストは必須ではないが、やるなら「読む」ページから取り組む
- ラジオ「基礎英語0」は試しに聴かせてみて、子供の食いつき具合で取り入れるか決める
全学年(小1~6)で英語の知識がすでにある場合
以前から英語に触れてきた・英会話スクールに通っていたなどすでに英語の知識がある場合は、学年に関係なくテレビ版「基礎英語0~世界エイゴミッション」とラジオ版「基礎英語0」の両方を併用してみることをオススメします。
英語を習得するにはできるだけ「多くの時間」英語にふれるようにしてあげることが不可欠です。
でも、テレビ版もラジオ版もどちらも「週1回」だけの放送なんですね。
ですので、テレビ版とラジオ版の両方を取り入れてあげるといいですね。
さらに定着度を高めるためには、テキストの購入もおすすめします!
ただ・・・
テキストは1冊「756円」なので毎月買うとなると決してお安くはないですよね。
ですので、最初から買わなくてもいいかな?と思います。
(子供の様子を見て、明らかにテレビとラジオだけでは物足りなそう!と感じたら買うのでイイですね)
ところで、外国語を習得するには3000時間が必要(諸説あり)と言われています。
3000時間ってどれくらい?と思われるかと思いますが、例えば、毎日1時間英語に触れたとしたら8年2ヶ月も(!)かかる計算です。
ちなみに、日本の学校教育(英語の授業)の時間は、中高合わせても平均800時間ほどしかなく、大学を入れても1000時間あるかないかです。
そう、圧倒的に学習時間が足りないんですよね・・・(-_-;)
ですので、テレビ番組とラジオ番組の両方を取り入れて英語にふれる時間を意識して増やしていけるといいですね。
テキストは子供の様子を見ながら、物足りなそうだったらドンドン取り入れていきましょう~♪
NHK「基礎英語0」を使った「すでに英語の知識がある全学年(小1~6)」におすすめの効果的な英語学習法まとめ
- NHKラジオ「基礎英語0」とEテレ「基礎英語0~世界エイゴミッション」の両方を取り入れる!
- さらに物足りない場合は、テキストも購入して深い学びにつなげていくと良い
さいごに
今回は、超有名&定番の英語学習教材であるNHKの「基礎英語」について、小学生向けのものはどれかを詳しくまとめてみました。
現役英語講師で、元こども英語の先生だった経験と知識を踏まえて、効果的な学習方法も解説してあります。
NHKの「基礎英語0」は小学生英語にピッタリの教育番組です。
親子で取り組みながら、楽しく英語力をアップしていけるといいですね~^^
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